About RING
時がつなぎ、縁がめぐる。
延宝元年(1673年)創業。「玉乃光」は2023年で創業350年を迎えました。
和歌山で誕生し、後に水どころ京都伏見に居を移して70余年。目指すのは、いい素材だけを使い、「誠実」な酒を造ること。
RINGは、創業350年の玉乃光酒造が手がける熟成酒の新しいかたちです。
それは、ただ長い時間を寝かせた酒ではありません。「この酒が、最も美しくなる瞬間」を設計し、時間そのものを託した一本です。
RINGが生まれた背景には、玉乃光酒造の原点である熊野の地と、
1900年にわたり受け継がれてきた「縁」と「時」への思想があります。
1900年の時を超えた熟成酒
熊野は古来、過去を受け入れ、再び歩き出す力を授かる「甦りの地」とされてきました。
人は節目を迎えるたび、立ち止まり、振り返り、そして前へ進む。
RINGは、そんな人生の節目に寄り添うための熟成酒です。
時が巡り、縁が結び、円がつづく。そして人は甦る。
——それが RING。
An aged sake transcending 1,900 years of time.
Kumano, a place of revival where people pause, reflect, and move forward.
RING is an aged sake for such moments.
Time circles, bonds are formed—and so, we begin again. — This is RING.
RINGは、円(縁)・時間・巡り・甦りをひとつにした酒。
それは、過去を抱きしめ、今を肯定し、未来へ踏み出すための一杯です。
人生の節目に、あなた自身の物語とともに味わっていただけたら嬉しく思います。
Time is not stored. Time works.
「時」を仕込むということ
一般的に日本酒は「新しいほど良い」と語られてきました。
しかし玉乃光酒造は、早くから問い続けてきました。
日本酒にとって、時間は本当に不要なのか。
RINGの熟成は、偶然に任せたものではありません。
将来の変化を前提に酒質を設計し、アミノ酸を残し、糖を内包し、酸を骨格として仕込む。
そして5℃という低温環境で、静かに時間を重ねていきます。
香りを作り込みすぎず、時間が働く“余地”を酒の中に残す。
熟成とは、劣化ではなく、成長。
時間は保存されるものではなく、酒の中で働き続けます。
低温のなかでゆっくりと変化を重ね、角が取れ、旨味が重なり、静かで奥行きのある味わいへと育っていくのです。
一般的な常温熟成酒
仕込み
出荷
時間経過
時間とともに複雑化する
香りと色が強く変化する“個性が前に出る熟成”
RINGの低温(5℃)熟成酒
仕込み
出荷
時間経過
時間とともに旨味が積み重なる
色と香りは穏やかに変化“調和へと向かう熟成”
Aged Sake – RING
熟成酒-RING-
1|低温5℃熟成という選択
The Choice of 5°C Low-Temperature Aging
一般的な常温熟成では、色は濃い茶褐色へと変わり、香りや味わいにも力強い個性が表れます。
一方、玉乃光が目指したのは、食事に寄り添う熟成酒。
その思想を守るために選んだのが、5℃という低温で静かに時を重ねる熟成です。
2|淡い琥珀色、澄んだ熟成香
A pale amber hue, with a clear, refined aged aroma
低温でゆっくりと熟成させることで、色合いは淡い琥珀色を保ち、香りは重くなりすぎることなく、澄んだ上品な熟成香へと変わっていきます。
3|やわらかく、角の取れた味わい
A soft, rounded taste
時を重ねるにつれて、米のうま味はやさしい甘みへと深まり、酸やアルコールの角はほどけるように取れ、口当たりはなめらかに整っていきます。
熟成していながら、重くなりすぎない。
食事の時間に静かに寄り添う、上品な熟成酒です。
Why the Aging Period Matters
熟成年数に意味がある理由
5年・7年・10年という選択
RINGでは、熟成年数そのものを価値として捉えています。
これらは単なる区切りではありません。
「この酒が、最も輝く瞬間」を見極めた結果です。
At RING, we regard the aging period itself as a form of value.
These are not merely milestones, but the result of carefully determining the moment when each sake reaches its greatest expression.
-
5年熟成
時間が輪郭をつくり
酒が円みを帯び始める -
7年熟成
酸と旨味が調和し
最もバランスが取れる -
10年熟成
時間そのものが
味わいになる
だからRINGは、
「結婚5周年」「創業7周年」「人生の節目」など、
時間と記念日を重ねて贈ることができる熟成酒として存在します。
That is why RING is created as an aged sake to honor both time and milestones—
from a 5th wedding anniversary to a 7th company anniversary, and the defining moments of life.
No two are alike.
一本として、
同じものは存在しない
甦りの色をまとうボトル
使用しているのは、本来は活用機会のなかった塗料。
世界的な特殊塗料メーカー・武蔵塗料の高度な調色・塗装技術によって、
新たな命が吹き込まれています。
これは単なるアップサイクルではありません。
価値を失いかけたものを、もう一度未来へつなぎ直す試みです。
塗装は一本ずつ、人の手で行われます。
その工程には、障がいのある方々も関わっています。
色の重なり方も、質感も、表情も、すべてが異なる。
同じ一本は、二度と生まれません。
それは、人の人生や縁が、決して同じかたちを辿らないことと重なります。
RINGにおける「甦り」は、酒だけでなく、色に、素材に、そして人へと広がっていきます。
It mirrors the reality that no life and no connection are ever the same.
At RING, renewal lives not only in the sake,
but in the color, the material, and the hands and lives it touches.
The History of Tamanohikari Brewery
玉乃光酒造の歴史
Tradition
伝統
伝統を受け継ぐ紀州徳川家から免許を賜り、
江戸時代から続く伝統と技。
延宝元年(1673年)創業の玉乃光酒造は、紀州藩二代目藩主・徳川光貞公より酒造免許を賜った御用蔵です。
江戸時代から受け継がれる手づくりの酒造りを大切にし、今もなお、その精神を守り続けています。
Pure Water
水
名水に育まれる名水を求めて京都伏見へ。
桃山丘陵の恵み、伏し水。
戦後、玉乃光酒造が新たな地として選んだのが京都・伏見でした。
酒造りを支えるのは、桃山丘陵を水源とする名水「伏し水」。
やわらかく清らかなこの水が、玉乃光ならではの品のある味わいを生み出しています。
Sake Brewing
酒造り
革新を醸す純米吟醸蔵の起源。
日本酒の伝統と革新を求めて。
玉乃光酒造は、純米吟醸蔵として、日本酒本来のあるべき姿を追い求めてきました。
伝統的な製法を守りながら、純米酒の復活や酒米への挑戦など、革新を重ね、誠実な酒を磨き続けています。
1900年の時を超えて。節目に贈る熟成酒。
時がつなぎ、縁がめぐる。
世界遺産「熊野」から古都「京都」へ。時を越えて響き合う一献。
A sake created to be given.
贈るために、生まれた日本酒
時間を贈るという体験
RINGは、ギフトを前提に設計されています。
結婚記念日、誕生日、昇進、新築祝い、感謝の気持ち。
人生には、言葉だけでは足りない瞬間があります。
折り型ギフト
包む・結ぶ・重ねる所作に意味を込めた、日本独自の贈答文化。
折り目に「終わり」と「始まり」を託した、人生の節目にふさわしい包みです。